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これで私もデザイナー?−Xara Xtream 2.0使用法−

第1章:顔を描いてみよう!! 初級

はじめに

Xara Xtream 2.0が発売されました。Xara Xtremeはドローイングソフトです。ドローイングソフトというのは曲線、直線、丸、四角といった図形で絵を描くソフトウェアです。ブラシや鉛筆などで絵を描く、ペイントソフトのように気軽に描けるものではありませんが、すべて図形で描かれているため、拡大縮小、修正の自由度が高いのが特徴です。

そのため、拡大しても線の輪郭がギザギザにならず、またファイルのサイズも大きくならないため、高解像度が必要な用途に使われています。有名なものはAdobe IllustratorやCorelDrawといったものがあります。こちらのほうは、プロのデザイナーやDTP関係での利用が前提になっているため、値段も高く用途と頻度を考えれば、パーソナルユースで使うには思いきった投資になります。

それと比較してXara Xtremeは、値段も手ごろで手に入れやすくドローイングソフトとしてみればほぼ遜色なく利用できるものになっています。

さて、こういったドローイングソフトをパーソナルユースで使う場合、一番のポイントが何に使うか?という事になります。大分時期は外れていますが年賀状の干支のイラストや、イラストに文字を入れたり、旬なものでは暑中見舞いや録画したTVやDVDなどのパッケージを作成したり、店頭用のPOPなんかも作れたりします。

ペイントソフトで描いたものを印刷したら画面よりもギザギザ、あるいはモザイクのようになってしまった経験があるのではないでしょうか?これは印刷のほうが画面よりもかなり高い解像度を要求するためです。こうした用途には、ドローイングソフトが向いています。用途は少し絞られますが、ワープロソフト等で既成品のパーツで作ったものと比べれば1ランク上のものは間違いなく作成できるソフトがXara Xtremeです。

そこで、以降数回にわけで弊社のマスコットキャラクターであるお守りサンタを描きながらXara Xtremeの機能を学んでいこうかと思います。

まず完成した形は左図のような感じになります。季節柄こどもの日も近いので鎧飾りを着せてみました。また最後には応用で、来年の干支である牛や再来年の虎、書中見舞い等簡単に描く方法も合わせていければと思います。

下の画像が元になったものです。これを元にお守りサンタを描いていきましょう。

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円を描いてみよう

まず頭が丸いので、そのベースを作成します。円を描く場合はツールバーの楕円ツールを利用します。ツールを選択しマウスの左ボタンをドラッグしながら大きさやサイズを決定します。真円を描く場合は[Ctrlキー]を押しながらドラッグすることで真円のままサイズの変更が出来ます。円が描き終わると中身が自動的にフラット塗りつぶしで塗り潰されます。

下の左側の図が円の大きさを選択中のスクリーンショットです。大きさを確定してボタンを離すと右側のように塗り潰されます。
       

自動的に塗り潰されるのはXaraの特徴です。しかし色と線は、それぞれ別オブジェクトになりドットで表されるのではなくベジェ曲線と呼ばれる数値で表わすことで、それぞれ別のオブジェクトとして認識されます。またベジェ曲線で描画されているので冒頭でも説明したように大きさを変更しても印刷した場合にはジャギーと呼ばれる拡大した際に線の縁が汚くなることが抑えられます。

右の図は左から
  • ペイントソフトを使って円を描いた場合
  • Xaraを使って円を描いた場合
  • ペイントソフトを使って描いた円を拡大したもの
  • Xaraを使って描いた円を拡大したもの

になります。

元が数値データなだけに、出力サイズを大きくしてもほとんどジャギーが目立ちません。

 

 

もちろん塗り潰した色を抜くことも出来ます。

その方法はオブジェクトを選択し、カラーバーにあるのボタンを押すことで線のみにする事が可能です。

 

 

 

 

それでは頭を描くのを続けましょう。まず色の変更をします。セレクタツールでオブジェクトを選択し、右クリックでカラーエディタもしくはカラーバーにあるアイコンを選択します。ここで表示される[ローカルの塗りつぶしの色]が変更したい色になります。

表示されていない場合は▼からスクロールバーを使って表示させてください。それでは肌色に近い色を探しましょう。

↑カラーエディタを利用することで上図のような色に設定する事が出来ます。

カラーエディタウィンドウ内の色のスライダを変更することで色味を選択し選択した色味から中央のパレットで彩度と明度を調整します。スポイト上のアイコンのカラーピッカーを使うことでオブジェクトから色を拾う事も出来ます。

 

次は目ですが楕円ツールの応用で細長い円を1つ作ります。同じものを作るにはオブジェクトをセレクタツールで選択し[Ctrl+C](コピー)後[Ctrl+V](ペースト)という操作で複製します。

複製して並べてみますが、少し顔を横に向けるのでまっすぐだと味気ないですね。そこで目のオブジェクトを傾けてみます。

オブジェクトを選択するセレクタツールで2回同じオブジェクトをクリックすると周りに出てくる枠が変わったのがわかると思います。

枠が矢印で表示されている状態で四隅の矢印を左クリックしてドラッグすることでオブジェクトを回転させることが出来ます。十字の線にある矢印を利用すれば大まかな変形も可能です。

それではうまく傾けて配置してみましょう。

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オブジェクトの上下関係

引き続きひげを描くことにしましょう。まずあごひげから作成しますが、その前に一番良く使う機能がありますのでそれも合わせて説明します。

まずひげですが、普通の人は肌の上に生えています。当然肌の裏側や後ろには生えていません。Xaraでも同様に上にあるものは上に、下にあるものは下にという設定が行えます。

まず、アレンジメニュー内にある、[前方に移動]や[後方に移動]といったものがそれにあたります。これはオブジェクトを選択した状態で行う事で選択したオブジェクトを別のオブジェクトの下側に設定したり、上側に設定したりといった事が出来ます。同じ操作を繰り返すことで、2つ下とか3つ上といったような事も可能になります。

まず左図のように1、2、3と上に重なったオブジェクトがあります。実際画面で見た場合は左図の右のように表示されます。

これをアレンジで変更したものが下図になります。

 

 

 

 

 

 

 


アレンジメニューで真ん中にあったオブジェクトを[手前に移動]を1回行います。一番下のオブジェクトは段階的に移動させる必要があるので[前方に移動]を1回行います。

そうすると図のように自動的に一番上にあったオブジェクトが下に配置変更出来ます。

 

 

 

 

 

もう1つはレイヤー機能です。この機能は先ほどのアレンジ機能とは違い、当該レイヤーに存在するオブジェクト全てが
下位、もしくは上位レイヤーに合わせて表示が変更されるものになります。少し昔でいえば、アニメーションのセル画やOHPのフィルムがイメージとして一番近いものになると思います。

左図はいくつかのオブジェクトがまとまったレイヤーになります。

アレンジとは異なり、レイヤーギャラリーでレイヤー毎に移動させることで、複数のオブジェクトをまとめて移動させることが出来ます。
移動させたものが下図になります。

 

 

 

 

レイヤーを利用すれば、レイヤー毎にオブジェクトをまとめて移動も出来ますし各レイヤー単位でのオブジェクトのアレンジも行えます。
また複数レイヤーある場合は、オブジェクト単体のレイヤー間の移動も[アレンジ]メニューで行えます。

 

 

 

 

 

今回はパーツも異なりますのでレイヤー機能を利用して顔の作業を行います。

まずレイヤーギャラリーを表示させて、新規レイヤーを作成します。レイヤーギャラリーは [ユーティリティ >ギャラリー >レイヤーギャラリー]で表示させるか[F10キー]で表示非表示の設定が行えます。

最初は1枚ですが、ここには先ほどの顔と目があります。ひげは顔の上に存在しますので、この最初のレイヤーよりも上に作成します。

また、これからレイヤーも増えていくことになりますので、それぞれ名前をつけていきます。

まず、名前を変更するレイヤーを選択します。選択されたレイヤーは薄いブルーで選択されていると思います。この状態でプロパティボタンを押すことでレイヤーのプロパティが表示されますので名前の枠につけたい名前を入れます。1枚目には「あたまとめだま」、2枚目には「あごひげ」とつけてみました。

それではあごひげの作成に取り掛かりましょう。
複雑な形になっていますので、2つにわけて作成します。まず下のあごひげからです。

図形としても形が複雑ですのでシェイプ編集ツールを使って描いていきます。線の長さやサイズなどは後で変更しますので、まず最初は最小限必要なポイントをおいていきます。まずはひげの頂点の部分をおいていきます。その後、顔のベースに近い部分に一点、反対側に一点という形でおいていきます。最小限のポイントを置けば左図のような大まかな形になると思います。

 

 

 

  ハンドルを修正する事で上図のように変形
  させることが出来ます。

おおよその形が取れましたが、これから各ポイントを修正します。
シェイプ編集ツールが選択されている状態でポイントにカーソルを近づけるとカーソルが変更されるのがわかるかと思います。
に変更された状態で左クリックを押すことでポイントを選択できます。

ポイントを選択すると横に赤い棒のようなものが飛び出てきたと思いますが、これがハンドルと呼ばれるもので、各ポイントでの線の角度が変更できます。ハンドルの赤い点の部分をクリックすることで伸ばしたり、縮めたり曲げたりということが出来ます。ポイントの置き方によってはハンドルが曲げられない場合があります。

その場合はツールーバーのの部分をに変更することで直線と曲線の切り替えが出来ます。もしくはポイントのダブルクリックでも可能です。それではハンドルを操作して髭を加工します。

少しポイントが足りないようですね。
それではシェイプ編集ツールが選択してあることを確認して、オブジェクトにカーソルを持っていきます。

ポイントのない部分に持っていくことでカーソルがからに変更されます。の状態で左クリックすることで新たにポイントを増やす事が出来ますので、必要なポイントを追加します。

追加したポイントをハンドル操作して加工することでうまくひげに近づいてきました。

 

 

 

 

それでは耳のひげを追加しましょう。これは楕円ツールで行う事が出来ます。丁度いい大きさにしましょう。

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Contents

[第1回]
顔を描いてみよう!!(2008.04.18) [1] [2]
[第2回]
体を描いてみよう!!(2008.05.09) [1] [2]
[第3回]
鎧を着せてみよう!!(2008.06.09) [1] [2] [3]
[第4回]
刀をつくってみよう!! (2008.07.04) [1] [2]