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これで私もデザイナー?−Xara Xtreme 2.0使用法−

第4章:刀をつくってみよう!! 初級

はじめに

Xaraの使用方法ですが、ついに第4回目を迎えました。

前回に引き続き、今回は刀と鞘の作成について行います。内容のボリューム的には少なめになりますが、第1回での予告通り、暑中お見舞いのサンプルをつけてみたいと思います。年賀状のサンプルについては、また後日公開できればと思います。

シェイプを切る

今回の一番のポイントは作成したオブジェクトを利用しやすい形に加工する作業方法になります。

前回までは、シェイプ編集ツールを利用して任意の形にオブジェクトを変形させる方法や、矩形ツール、楕円ツール等で作成したオブジェクトをモールドツールで変形させる方法についての作業方法や手順について確認しました。前回までの方法で、ほとんどの形のオブジェクトについて作成することが出来ます。しかし、それでは作成するのに難しいオブジェクトもあります。

たとえばくす玉のように、丸く左右対称のオブジェクトが、それに当たります。矩形ツールやシェイプ編集ツールで作成したものであれば機能として回転、反転がありますので、それほど難しくはありませんが円の場合は、シェイプで作成したとしても厳密に半円にするのは人間が作成する以上左右対称にしつつ、真円に作成するのは困難です。しかし楕円や円のオブジェクトに限らず任意の場所で切断できれば、容易に半分にしたり、任意の大きさにする事が出来ます。

まず操作に慣れるために実際に円をカットしてみましょう。

楕円ツールで任意の大きさの円を作成します。次に任意の大きさの長方形を矩形ツールで作成します。切断する場所にもよりますが、先ほどの円よりも大きくしてください。切断したい箇所にオブジェクトを重ねます。セレクタツールで重ねた2つのオブジェクトを選択し、アレンジメニューから[シェイプの組み合わせ>シェープのスライス]を選択します。

すると長方形のオブジェクトが消え、円の間に線が発生したと思います。セレクタツールで左右両方を1つずつ選択、移動してみるとわかりますが線の出来た場所で、円が2つに分割されたはずです。

これが出来ることで、作成するのが難しいオブジェクトでも容易に作ることが出来ます。真円を中央で分割すれば、作例のように、くす玉オブジェクトも作ることが出来ます。下図が実際に配置してスライスした結果になります。

それでは実際に刀の作成に入っていきましょう。

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ツカツカ♪

刀は大きく分けて、柄(つか)、鍔(つば)、刀身(とうしん)、鞘(さや)となっています。実際に作成する際にも、このくらいのパーツ分割で作成すると比較的容易に出来ます。

まず柄を作成します。お守りサンタに持たせる程度の大きさであれば特にこだわる必要はありませんが、シェイプのスライスを使えるようになりましたので今回はあえてこだわって作ってみたいと思います。

実際の刀の柄は木製のベースに鮫の肌を貼り付けて、その上から細い紐を巻きつけて滑らないように作成されます。木製や鮫の肌にこだわる必要はありません。ポイントは紐を巻きつける方法です。

時代劇や博物館、美術館等で誰もが一度は見かけたことはあると思いますが、紐はまっすぐに巻きつけてあるわけではありません。柄の平たい部分で一旦ひねり、巻きつけてあります。ひねることで柄の部分に菱形の空間が出来、よく見かける刀の柄になります。

それでは柄に菱形を作り、且つ出来るだけこだわれるような形で作成してみたいと思います。まず、柄のベースを作成します。これは任意の長さの長方形で構いません。大きさについてはあとで調整しますので、ある程度目安となれば問題ありません。矩形ツールで作成します。

次に紐に当たる部分ですが、細い紐を1つ1つ作ったのでは拘りすぎて逆にうるさくなってしまう場合もありますので、少し大きめの帯のようなサイズで作成します。こちらも同様に矩形ツールで作成します。

作成する帯のサイズは、柄のベースの大きさに合わせて5〜6枚程度になるようにします。適用なサイズで作成できたら次は帯パーツを傾けます。

まずセレクタツールでオブジェクトを選択し、ツールーバの赤枠で囲んだ部分に数値を入力します。ここに数値を入力することで任意の角度に回転させることが出来ます。今回は30と入力します。適度な角度に傾きました。

この角度はオブジェクトに対して何度回転させるか?という入力方法になるため、たとえば今回の場合、30度では少し傾きが足りないので45度にしたいというのであれば、45と入力しなおすのではなく、足りない傾きの度数である15を入力しなければ45度には傾きません。
実際に30、30+15、30+45で傾けた際の比較が下図になります。

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残った帯パーツもShiftキーを押しながらセレクタツールで選択しまとめて傾けます。

ある程度等間隔に並べ、作成した帯パーツ全てをセレクタツールで選択。その後、アレンジメニューから位置合わせダイアログを表示させ、[水平位置:中心、垂直位置:等間隔で分散させる]を選び適用します。

綺麗に並んだら、柄ベースと合わせ、枚数が足りないようなら追加。並んでいる幅が大きかったり、小さすぎたりしたら、任意の幅に調整し再度位置あわせをし直します。配置的には下図のような形になればOKです。大きさは横に並べた場合、柄ベースと比較すると2/3程度になりました。

うまく並べることが出来たら、帯パーツをセレクタツールで全て選択しアレンジメニューからグループ化し、グループ化後のオブジェクトをコピーします。

コピーしたオブジェクトをセレクタツールで選択し、ツールーバの赤枠で囲んだ部分を押して反転させます。それぞれは左右、上下方向に反転となります。今回は左右方向に反転になりますので赤枠内の左側のボタンを選択します。

2つの帯パーツを重ねて柄ベースの上に乗せます。重ね方は、中央に菱形が出来るようにおきます。ここで柄ベースの大きさを調整しますが、目安としては、

■菱形の部分に柄ベースの線が出ない
■重ねた帯パーツの横に柄ベースの線がはみ出さない。

という少しシビアなものになります。

まず、前提として、3つのオブジェクト(柄ベース、帯パーツ2つ)をセレクタツールで全て選択しその後、位置合わせで[水平位置:中心、垂直位置:変更なし]として、オブジェクトを揃えます。

その後、柄ベースをセレクタツールで選択しサイズの調整を行います。上記の条件を満たして配置したのが下図になります。

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調整が出来たら、セレクタツールでグループ化してある帯パーツを2つ選択しアレンジメニューからグループ化の解除を行います。

その後全てのオブジェクトを選択しなおし、アレンジメニューからシェイプのスライスを選択します。スライスは1回では完了しませんので、キーボードショートカットを利用し帯パーツの数だけスライスを適用します。

キーボードショートカットは[Ctrl+4]になります。あとは[Ctrl+4]を枚数分繰り返して押し、全ての帯パーツにスライスを適用させます。

全てのスライスが適用されると、丁度柄ベースの線が表示され、残りのパーツと分割できます。セレクタツールで不要な端のパーツを選択し、削除していきますが消すパーツによっては、柄ベースに影響の出てくる部分もありますので、確認しながら削除します。間違って削除した場合は[Ctrl+Z]で戻り、柄ベースの形だけ残るようにします。

柄のベースの形だけ残ったら色を調整します。色味については後で刀を縮小してしまうので、ここで決定します。菱形の部分を白く、柄の帯の部分を柄らしい色になるようにカラーエディタを利用して色を変更します。今回は紫に設定しています。スライスによってパーツの組み合わせや、場所等が変わるので、少し手間がかかりますが逐次[セレクタツールで選択>移動>Ctrl+Zで戻す]を繰り返し、色の修正する場所を決定してください。

左がスライス直後の画像になり、削除や色調整が完了したものが右図になります。

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Contents

[第1回]
顔を描いてみよう!!(2008.04.18) [1] [2]
[第2回]
体を描いてみよう!!(2008.05.09) [1] [2]
[第3回]
鎧を着せてみよう!!(2008.06.09) [1] [2] [3]
[第4回]
刀をつくってみよう!! (2008.07.04) [1] [2]