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第5章:転ばぬ先の杖−バックアップを取ろう− 中級

前章の「広ーい部屋こそ効率よく使いたい−メンテナンスとしてのパーティション操作−」で“パーティション操作の前に準備しておくこと”として「バックアップ」に触れました。
今回はこの「バックアップ」について、以下の手順で説明したいと思います。

■バックアップってなに?

バックアップとは、「不測の事態に備えて必要なデータを安全な形で保管しておくこと」を指します。

では不測の事態とは?

ある日突然、パソコンの調子がおかしくなる、あるいは動かなくなってしまったことはありませんか?
それは、インターネットのサイトを見たり友達から送られてきたメール経由で感染したウィルスが原因かもしれません。

誤操作などでシステム関連のファイルをいじってしまったことが原因かもしれません。
日ごろの不摂生が祟ってパソコン内にゴミデータが溜まりシステムへの負荷が増大した結果かもしれません。

また、ソフトウェアの不具合ではなく、ハードウェアに原因がある場合もあります。
ユーザー事例:PowerX Active SMART 2.5で、ハードディスクを上手に健康管理」でも書かれているように、ハードディスクは消耗品なので、いつかは壊れます。
ハードディスク自体が壊れてしまっては保存されていたデータもすべて消失してしまい、その時になって「バックアップさえとっておけば・・・」と嘆くことになってしまいます。

データが消失して初めて痛感する、バックアップの必要性

知人の体験では、ハードディスク診断ソフトで「要注意、耐用期間の概算 ○月×日」と出ていたのにも関わらず「まさか」とタカをくくっていたら本当にハードディスクが壊れてしまい、復旧に追われてしまうことになりました。
OS、必要なアプリケーションの再インストール、設定など、以前のように使用できるようになるのには数時間かかります。また、OSやアプリケーションは製品ディスクでもう一度入れ直せばなんとかなりますが、メールや写真などの個人データは戻ってきません。

システムの復旧などに時間をかけてはいられない、またはなくなっては困るデータがある方は、バックアップをとりましょう。

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状況に応じてバックアップ方法を選ぼう

−データのバックアップ−

バックアップしたいデータによっても方法、保存先の選択肢は変わりますが、メールや資料、デジタル写真などの画像やテレビ録画などのデータをバックアップするのであれば外部メディアにデータを保存しておけばよいでしょう。これで仮にハードディスクがクラッシュしたとしても、外部メディアが無事であれば、“共倒れ”はありません。

(一度バックアップを取ったら取りっぱなしというのではなく「定期的に更新したい」「世代管理がしたい」という場合には、ファイル・フォルダ単位のバックアップソフトの使用をお勧めします。)

しかし、データだけでなくシステムを含めた丸ごとバックアップとなると、また別の話になります。

−システムも含めた丸ごとのバックアップ−

なんらかの原因によりシステムが壊れたとき、その復旧は時間がかかりますし作業は非常に煩雑です。 メーカー製のパソコンに付属しているリカバリーディスクでは、パソコンを買ってきたときの状態に戻ってしまいます。

自分があれこれ設定した、ベストな状態に戻すためには、システムやアプリケーションを含めた丸ごとのバックアップが必要です。

Windowsにも、“システムの復元”という機能があります。システムの“復元ポイント”を作成しておけば、パソコン内にあるデータに影響を及ぼさず、システムのみを復元ポイント作成時に戻す、という機能です。

しかし、Windowsすら起動できない状況になったときには、使用できません。 こうした場合に活躍するのが、製品CDそのものでパソコンを起動することも可能なバックアップ専用ソフトです。

システム含めた丸ごとのバックアップにはハードディスクを丸ごとファイルにしてしまうイメージングバックアップと、ハードディスクをそのまま別のハードディスクにコピーしてしまうディスクコピーの、2つの方法があります。

イメージングバックアップは、圧縮してファイルに保存しているので復元する必要がありますが、バックアップの保存先は比較的自由に選ぶことができます。2台目のハードディスクを用意できない場合にはオススメです。また、暗号化の設定等ができるので(イメージファイルの復元時にパスワードを要求される)、よりセキュアにバックアップを取りたい場合にもよいでしょう。

ディスクコピーは、現在使っているのパソコンのハードディスクとまったく同じものを作るということです。もしも、現在使っているハードディスクにトラブルがあった場合には、コピーした2台目のハードディスクと交換して起動すれば、これまでと変わらずパソコンを使うことができます。イメージングバックアップと違い復元の手間がかからないのでできる限り早く、簡単に復旧をしたいという場合には、ディスクコピーがオススメです。

ミラーリング、という方法もありますが、RAIDの設定は敷居が高い、と感じる方も多いのではないでしょうか。また、ミラーリングでは常に同期を取り続けるので、システムがソフトウェア的な不具合を起こした場合にも、不具合のある状態をそのまま同期してしまいます。

ディスクのコピーもスケジュール設定が可能ですし、また専用ソフトでの設定は非常に簡単なので、“時間差のあるミラーリング”感覚でディスクコピーをスケジューリングするのも検討の価値があります。

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Contents

[第1章]
意外と見落としがちなケア パソコンのお手入れしてますか?(2006.07.21)
[第2章]
パソコンってどんなもので構成されているの?早覚えの達人、メモリの役割
(2006.08.04) [1] [2]
[第3章]
散らかった部屋を整理しよう
<1>いつの間にか溜まっているゴミを捨てる(2006.08.18) [1] [2]      
<2>ハードディスクダイエット後のお手入れ(2006.09.01)
<3>プラスαのお手入れ(2006.09.15) [1] [2]
[第4章]
広ーい部屋こそ効率よく使いたい−メンテナンスとしてのパーティション操作−
(2006.11.10)  [1] [2] [3]
[第5章]
転ばぬ先の杖−バックアップを取ろう−(2006.11.22)  [1] [2]
[番外編]
もしもバックアップを忘れたら?失ったデータを復活させる!(2007.02.09)  [1] [2]

Contents END