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仮想ハードディスクのデフラグ効果検証 中級

■はじめに

仮想化ツール上に構成されたWindowsシステムでも、物理環境に構成されたものと同様に使用状況によってファイル断片化(フラグメント)が発生します。このファイル断片化により、仮想環境上でもファイルアクセス速度が遅くなり、操作に支障をきたす場合があります。

そこで今回は、以下の仮想化ツールの仮想マシン上でPowerX PerfectDisk 11 Proを使用して仮想ハードディスクのデフラグを行い、その効果を測定してみたいと思います。

注意: 計測結果はすべて弊社での検証結果となります。

≪検証に使用した仮想化ツール≫


≪検証環境≫

    • ホストマシン
       OS : Windows 7 Enterprise x64
       CPU : Intel Core i7-860
       メモリ : 8GB
  • 仮想マシン
     OS : Windows XP SP3
     メモリ : 512MB
     ハードディスク容量 : 126GB
     ※ 仮想ハードディスクは可変で作成(XP Modeはインストール時のデフォルトである”差分”)


≪検証に使用した仮想化ツール≫

  • PerfectDiskの開発元であるRAXCO社が配布しているファイル断片化発生ツール(SCRAMBLE.exe)を使用し、25%程度のファイル断片化を発生させる
  • PowerX PerfectDisk 11 ProのSMARTPlacementを使用してデフラグを実行する
  • ベンチマークソフト(CristalDiskMark 3)を使用し、実行前後のディスク速度のベンチマークを計測する

 

仮想ハードディスクを容量可変で作成した場合、デフラグ実行後に仮想ハードディスクのファイルサイズが肥大化します。これはデフラグ時にファイルの配置変更処理がされるためです。容量可変の仮想ハードディスクは”0”が書かれている領域が未使用として認識されますが、デフラグの移動処理で一度でもそのような領域にデータが書かれると、たとえ最終的にデータが別の場所に移動されてもその領域は「使用済み」として認識されます。

仮想化ツールは、そのような実際には使用されていない領域(仮想マシンのシステムによって使用されていない領域)を「未使用領域」として認識することができないので、ファイルサイズは使用状況に応じて肥大化していきます(デフラグに限らずファイルの作成/削除でも同様です)。

このような仮想ハードディスクの肥大化は、自動的に解消することができません。仮想化ツールごとの圧縮方法も紹介していますので、そちらも参考にしてみてください。

≪仮想ハードディスク≫

容量固定 設定容量をあらかじめ確保した仮想ハードディスク。仮想マシン上で実際に使用している容量に関係なく、ホスト上の空き容量を消費する。
仮想ハードディスクファイルの圧縮はできない。
容量可変 設定容量をあらかじめ確保しない仮想ハードディスク。仮想マシンで実際に使用している容量に応じてホスト上の空き容量を消費する。ただし、仮想マシン上で作成したデータを削除しても、削除したデータ分の空き容量はホスト上で回復されない。
仮想ハードディスクファイルの圧縮ができる。

なお、仮想ハードディスクの圧縮を実行しても、ファイルサイズが思ったほど小さくならない場合があります。このような場合は、PerfectDiskのデフラグを仮想マシン上で実行後、dkclearなどのツールを使用して仮想ハードディスクの空き領域をクリア(”0”で上書き)した後に再度圧縮を実行すると、未使用領域がホストの空き容量として回復されます。ただし、仮想マシン上の未使用領域を”0”で上書きしますので、削除したファイルなどの情報はすべて消去されます。削除したデータの復旧はできなくなりますのでご注意ください。

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