製品情報

パン屑ナビゲーション

特集

印刷ユーティリティ

専用ツールでこれだけ変わる!粋なデフラグ処世術
−PowerX PerfectDisk 8 Pro−

前編:デフラグとPerfectDiskの概要 中級

■デフラグの重要性とは如何に

PCは弛まなく進化を続け、それは処理の高速化という形でユーザーに大きな恩恵を与えている。
一時期は動作クロック競争に歯止めを打ったCPUも、マルチコアという形で新たな進化を始め、グラフィックカードは1年で倍以上の描画速度の向上を果たしており、これらを支えるメモリの読み書き速度も順調に高速化を果たしている。

これらのキーパーツと比較すると、速度面では進化に取り残されているのがHDDだ。
もちろんHDDも高速化は進んでいるが、ここ数年においてはCPUやグラフィックカードの高速化には遠く及ばない。
簡単に言うとHDDは機械部分が多いため、シリコンチップであるCPUやグラフィックスチップなどに比較すると、今後も含めて劇的な高速化が難しい。

しかも、OSや多機能アプリケーションの起動時間など、PCを使う上での体感速度にHDDが与える影響は大きい上、ただ単に使い続けているだけでも実質のアクセス速度がどんどんと低下していく。ファイルの追加、更新、削除を繰り返す事で、1つのファイルがHDD内部で断片的に配置されてしまう「フラグメント」が発生し、ファイルの読み書き速度が確実に低下していくのだ。
これにより、OSやアプリケーションの起動速度、アプリケーションの処理速度などもどんどん遅くなっていくことになる。

これはPCのキーパーツではHDDだけが抱える問題。CPUやビデオチップは、使い続けたからといって処理速度が低下する事は無い。
しかし、HDDはきちんとメンテナンスを行わないと本来持つ能力を100%発揮できないし、フラグメントが原因でランダムアクセスが増加すればHDDの機械部分に余分な負担を掛け、寿命を縮める可能性だって十分にあるのだ。

ページtopへ

Windowsに標準装備されている「デフラグ」では、何が駄目なのか

実はWindowsにもHDDのメンテナンス機能として、ディスク デフラグ ツールが実装されている。
これはHDDに保存されたファイルを再配置してファイルの断片化を改善する機能だ。断片化=フラグメントを改善する機能である事から、「デフラグ」(de-fragmentの略称)という。しかし、このWindows標準のデフラグ、HDDを本当に最適化するには機能不足だし、手軽さにも欠ける部分が多い。


画面1:
これがWindows XPの「デフラグ」。実はこのHDD、使用開始してから3ヶ月程度しか経っていないが、既に断片化され、赤く表示されたファイルも多く存在する事がわかる。

また、Windowsの動作速度にも大きな影響を与えるMFTやページファイルなどは緑色で表示されているが、既に断片化されている上「移動できないファイル」となっている点に注目だ。
 


 

 

ページtopへ

◆最適化が不完全

では、何が機能不足なのだろうか。

重要な機能として欠けているのは、Windowsの動作速度に影響を与える2つの重要な部分を最適化できない事だ。

1つ目はMFT(Master File Table)で、これはWindows XPで採用されている“NTFSというファイルシステム”が使用する目次のようなものだ。MFTにはファイル管理のためにファイル名や日付情報、さらにはファイルがHDD内のどこに保存されているかといったポインタ情報が含まれる。
また、約750バイト以下の小さなファイルはMFTにそのまま保存されるようになっている。つまり、全てのファイルアクセスにおいてMFTが参照されるため、MFTへのアクセスには高速性が求められる。そのため、MFTはフォーマット時にドライブ容量の約12.5%を連続領域として確保し、効率良くアクセスされる状態になっている。
しかし、事前に確保した領域が足りなくなると少しずつ拡張するようになっており、その際には間違いなくフラグメントが発生し、ファイルアクセス速度の低下に繋がる。しかし、Windows標準のデフラグはこのMFTのフラグメントを改善してくれない。

2つ目はページファイルだ。Windowsには仮想メモリという概念があり、物理メモリが足りなくなるとメモリの内容を一時的にHDDに退避して物理メモリに空きを作り、退避した内容が必要になれば再度メモリに読み込む事で、実メモリよりも多くのメモリを利用できるようになっている。
このメモリ内容の退避に利用されるのがページファイルという特別なファイルで、OSのインストール時にメモリ容量に合わせて連続領域を用いて作成を試みる。ページファイルも領域が足りなくなると自動拡張するようになっており、その際にはほぼ間違いなくフラグメントが発生し、Windowsの動作速度に大きな影響を与える。そして、このページファイルのフラグメントもWindows標準のデフラグは改善してくれない。
ページファイルのフラグメントを改善する方法はいくつかあるが、十分にメモリを搭載しているか、起動ドライブ以外にも論理ドライブが有るかという条件が加わってしまい、例えばノートPCではこの条件を満たせない場合も多いだろう。


画面2:
Windows XPのページファイル設定画面

ページファイルはサイズが固定されているわけでなく、必要に応じて拡大する事で、より多くのプログラムの実行データを扱うことを可能にしているが、フラグメントが発生するとPCのパフォーマンス低下に繋がる。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

◆簡単にスケジュール実行できない

定期的に実行できない点は手軽さに大きく欠ける部分だ。正確に言えば、タスク機能を利用することで定期的な実行も可能なのだが、これは知る人のみが知る機能でもある。

デフラグは、日々とまでは言わないがこまめに定期的に実行することで、1回辺りの処理も短時間で済むようになる。ところが、忘れた頃に思い出して実行するようだと、多くのファイルでフラグメントが発生しており、処理に数時間掛かってしまう事も珍しくない。これが嫌で結局デフラグを実行しないという人も多いはずだ。デフラグは他の作業を行いながらバックグランドでも実行できるのだが、デフラグ自体がHDDへの頻繁なアクセスを要するため、著しく他の作業の処理速度が低下し、例えばブラウジングですら快適に行えなくなる。これでは結局デフラグは実行しないという人が多くても当然だろう。

          [1] [2] 次へ 次へ

Contents

[前編]
デフラグとPerfectDiskの概要 (2006.12.15)  [1] [2]
[後編]
PerfectDisk 実践編 (2006.12.22) [1] [2] [3] [4]

Contents END