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PowerX Hard Disk Manager 8 /バックアップと復元 中級

Fedora 9/openSUSE 11.0のシステムボリュームのバックアップと復元

PowerX Hard Disk Manager 8 は、Linux Ext2、Ext3などのファイルシステムでフォーマットされたLinuxのシステム・データパーティションのバックアップ・復元をサポートしています。

今回は、先日リリースされた Fedora 9 と openSUSE 11.0 のシステムボリュームのバックアップと復元を行い、上記Linuxディストリビューションの対応状況を確認しました。

 Fedora 9 (http://fedoraproject.org/)
 openSUSE 11.0 (http://ja.opensuse.org/)

 

1.検証環境の用意

Fedora 9 と openSUSE 11.0 のセットアップDVDを使用し、Windows+Linuxのデュアルブート環境を下記の内容で構成しました。各環境ともハードディスクの先頭にWindows のシステムボリュームを、後方に Linux のシステムボリューム(Ext3ファイルシステムでフォーマット)を配置しています。Linux のブートローダである GRUB は 各環境ともMBR (マスターブートレコード) にインストールされています。

図1: 各検証環境のパーティションレイアウト

環境1: Windows XP Professional SP3 + Fedora 9
  HDD上のパーティション構成:
   Part1: 基本NTFS Windows システムボリューム 20GB
   Part2: 基本Ext3 Linux(FC9) システムボリューム 20GB
   *以降の領域は未割り当て
環境2: Windows Vista Ultimate SP1 + Fedora 9
  HDD上のパーティション構成:
   Part1: 基本NTFS Windows システムボリューム 20GB
   Part2: 基本Ext3 Linux(FC9) システムボリューム 20GB
   *以降の領域は未割り当て
環境3: Windows XP Professional SP3 + openSUSE 11.0
  HDD上のパーティション構成:
   Part1: 基本NTFS Windows システムボリューム 20GB
   Part2: 基本Ext3 Linux(SUSE11) システムボリューム 20GB
   *以降の領域は未割り当て
環境4: Windows Vista Ultimate SP1 + openSUSE 11.0
  HDD上のパーティション構成:
   Part1: 基本NTFS Windows システムボリューム 20GB
   Part2: 基本Ext3 Linux(SUSE11) システムボリューム 20GB
   *以降の領域は未割り当て

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2.環境1-4 のアーカイブ(バックアップイメージ) の作成

各環境とも、Windows 上にセットアップした PowerX Hard Disk Manager 8 を使用して、バックアップ対象としてMBR(マスターブートレコード)を含むハードディスク上の全領域を指定し、アーカイブ(バックアップイメージ)を取得します。今回の検証では、アーカイブの保存先としてローカル接続の別HDD上のNTFSデータパーティションを指定しました。

図2: アーカイブ取得時のバックアップ対象の指定

アーカイブ の作成結果:
すべての検証環境において、アーカイブの作成処理が正常に完了する結果となりました。

表1: HDD全体のアーカイブの作成処理実行結果
環境1: Windows XP Professional SP3 + Fedora 9 アーカイブの作成処理が正常に完了
環境2: Windows Vista Ultimate SP1 + Fedora 9 アーカイブの作成処理が正常に完了
環境3: Windows XP Professional SP3 + openSUSE 11.0 アーカイブの作成処理が正常に完了
環境4: Windows Vista Ultimate SP1 + openSUSE 11.0 アーカイブの作成処理が正常に完了

続いて上記で作成したアーカイブの復元を実行し、作成したアーカイブの正当性と、復元完了後のシステムの起動可否を確認します。

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3.環境1-4 のアーカイブ(バックアップイメージ ) の復元

作成された各アーカイブを、アーカイブ作成元のハードディスクに復元します。復元処理の完全な成功を確認するため、各アーカイブの復元処理を実行する前に、PowerX Hard Disk Manager 8 のディスクの抹消ウィザードを使用し、アーカイブ作成元のハードディスク上のデータの消去を実施します。

図3: アーカイブ作成元ディスクのデータ抹消

PowerX Hard Disk Manager 8 の製品CDよりシステムを起動した後、復元ウィザードを開始し、作成したアーカイブ(バックアップイメージ)をオープンします。MBRのGRUBも併せて復元するため、復元対象をディスク全体として指定します。

図4: Hard Disk Manager 製品CD環境復元ウィザード上での復元対象の指定

復元処理実行後のハードディスクのレイアウトが表示されます。ハードディスクの復元オプションでは、”パーティションのサイズを同じ割合で変更して復元” を無効 (チェックOFF) に設定してアーカイブの復元処理を続行します。ウィザードを完了し、[適用]ボタンのクリックにより、復元処理を開始します。

 注意:
 Hard Disk Manager は、Linux Ext2/Ext3 のサイズ変更をサポートしません。

図5: Hard Disk Manager 製品CD環境復元ウィザード上での復元対象の指定

アーカイブの復元処理実行結果:
すべての検証環境において、アーカイブの復元処理が正常に完了し、MBR(マスターブートレコード)に復元されたGRUBより、Windows / Linuxのシステム双方の起動が可能な状態へ復旧されていることを確認しました。

表2: アーカイブの復元処理実行結果
環境1: Windows XP Professional SP3 + Fedora 9 復元処理成功後、マスターブートレコードのGRUBが正常に起動。
GRUBメニュー上からの各OSの起動成功。
環境2: Windows Vista Ultimate SP1 + Fedora 9 復元処理成功後、マスターブートレコードのGRUBが正常に起動。
GRUBメニュー上からの各OSの起動成功。
環境3: Windows XP Professional SP3 + openSUSE 11.0 復元処理成功後、マスターブートレコードのGRUBが正常に起動。
GRUBメニュー上からの各OSの起動成功。
環境4: Windows Vista Ultimate SP1 + openSUSE 11.0 復元処理成功後、マスターブートレコードのGRUBが正常に起動。
GRUBメニュー上からの各OSの起動成功。

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4.おわりに

今回の検証では、Linux Ext3フォーマットされた Fedora 9 / openSUSE11.0 のシステムボリュームのバックアップ・復元処理が、PowerX Hard Disk Manager 8 にて問題なく実行可能であることを確認することができました。上記のLinuxディストリビューションを導入されている方や、環境のバックアップを検討されている方の参考になりましたら幸いです。