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PowerX Hard Disk Manager 8 /バックアップと復元 中級

Linuxシステムのバックアップと復元のコツ:最終回

PowerX Hard Disk Manager 8 は、Linux Ext2、Ext3などのファイルシステムでフォーマットされたLinuxのシステム・データパーティションのバックアップ・復元をサポートしています。

第一回、第二回ともにWindows Vista+CentOS5.1のデュアルブート環境を使用してのシステムのバックアップ・復元方法についてご説明してきましたが、最終回は、異なるLinuxディストリビューションを使用して構築したWindows Vista+Linuxのデュアルブート環境を使用しての、ハードディスク全体とパーティション個別復元によるWindows/Linuxシステムの復元試行結果についてご覧に入れたいと思います。

 

1.今回使用したLinuxディストリビューションとパーティション構成

 OpenSUSE 10.2 (http://www.opensuse.org/)
 OpenSUSE 10.3 (http://www.opensuse.org/)
 Ubuntu 7.10 (http://www.ubuntulinux.jp/)
 Fedora Core8 (http://fedoraproject.org/)
 Vine Linux 4.2 (http://vinelinux.org/)
 Turbo Linux FUJI (http://www.turbolinux.co.jp/)

いずれのディストリビューション使用時とも下記のパーティション構成にてLinuxのセットアップを行いました。また、各Linuxディストリビューションインストール時ともブートローダ(GRUB)をマスターブートレコードにインストールしました。


 図1: WindowsとLinuxのデュアルブート環境のパーティション構成

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2.ハードディスク全体のイメージのアーカイブ(バックアップイメージ)作成

1で作成したWindows+各Linuxディストリビューションのアーカイブ(バックアップイメージ)を、ハードディスク全体をバックアップ対象に指定し作成します。アーカイブの保存先は、オペレーティングシステムインストール先とは別のハードディスク上のデータパーティションに指定しました。


 図2: WindowsとLinuxのデュアルブート環境のアーカイブ作成オプション

3.アーカイブ作成元のハードディスクの交換

アーカイブ作成元(Windows+Linuxデュアルブート環境)のハードディスクが破損した事態を想定して、アーカイブ作成元としたハードディスクをコンピュータから取り外します。
ハードディスクを取り外したポートと同一のポートに、購入直後の未初期化状態のハードディスクを接続しました。

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4.アーカイブの復元(マスターブートレコードを含むハードディスク全体)

製品CD(WindowsPE2.0環境)上のHard Disk Manager を起動し、手順2で作成されたWindows+各ディストリビューションのデュアルブート構成のアーカイブを、ハードディスク全体の単位で復元します。
ハードディスク全体の復元では、マスターブートレコードにインストールされたブートローダ(GRUB)も併せて復元されるため、アーカイブ復元完了後はWindowsとLinuxのデュアルブート環境が即座に起動可能です。


図3: WindowsとLinuxのデュアルブート環境アーカイブの復元オプション(ハードディスク全体)


図4: WindowsとLinuxのデュアルブート環境アーカイブの復元(復元完了後のパーティション構成)

各Linuxディストリビューションでの結果は下記のとおりとなりました。各ディストリビューションとも、パーティションとマスターブートレコードにインストールしたGRUBが正常に復元される結果となりました。

Windows+Linuxデュアルブート環境アーカイブのディスク全体復元の結果
OpenSUSE 10.2  復元処理成功後、マスターブートレコードのGRUBが正常に起動。
 GRUBメニュー上からの各OSの起動成功。
OpenSUSE 10.3  復元処理成功後、マスターブートレコードのGRUBが正常に起動。
 GRUBメニュー上からの各OSの起動成功。
Ubuntu 7.10  復元処理成功後、マスターブートレコードのGRUBが正常に起動。
 GRUBメニュー上からの各OSの起動成功。
Fedora Core8  復元処理成功後、マスターブートレコードのGRUBが正常に起動。
 GRUBメニュー上からの各OSの起動成功。
Vine Linux 4.2  復元処理成功後、マスターブートレコードのGRUBが正常に起動。
 GRUBメニュー上からの各OSの起動成功。
Turbo Linux FUJI  復元処理成功後、マスターブートレコードのGRUBが正常に起動。
 GRUBメニュー上からの各OSの起動成功。

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5.アーカイブの復元(WindowsとLinuxシステムパーティションを個別に復元)

第二回で実行した下記の操作を各Linuxディストリビューションで実行し、アーカイブからのLinuxシステムパーティションの個別復元と、復元後のLinuxシステム起動(GRUBの起動フロッピーを使用)結果を確認しました。

  1. GRUB(Linux用ブートローダ)の起動フロッピーディスクからのシステム起動
  2. GRUBの起動フロッピーディスクを作成方法
  3. Linuxシステムパーティションのアーカイブ(バックアップイメージ)の復元
  4. GRUBの起動フロッピーディスクからシステムを起動する
  5. Linuxカーネルの起動パラメータ入力・Linuxを起動する
  6. 起動したLinux上からマスターブートレコードにGRUBをインストール

GRUBの起動フロッピーディスクの作成手順の詳細は第2回をご覧下さい。
各ディストリビューションのGRUBのStage1とStage2のパスは下記のとおりです。

各ディストリビューションのGRUBのStage1とStage2のパス
OpenSUSE 10.2  /usr/lib/grub
OpenSUSE 10.3  /usr/lib/grub
Ubuntu 7.10  /usr/lib/grub/i386-pc
Fedora Core8  /usr/share/grub/i386-redhat
Vine Linux 4.2  /usr/lib/grub/i386-pc
Turbo Linux FUJI  /usr/lib/grub/i386-pc


各ディストリビューションとも下記の内容でWindows+Linuxシステムパーティションの復元を実行しました。


図5; WindowsとLinuxのデュアルブート環境アーカイブからのLinuxパーティションを個別に復元


図6; WindowsとLinuxのデュアルブート環境アーカイブからのLinuxパーティション個別復元(Linux システムパーティションを第二基本パーティションとして復元)

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上記の手順にてLinuxを復元後に、あらかじめ作成しておいたGRUB(Linux用ブートローダ)の起動フロッピーディスクを使用してLinuxシステムの起動確認を行いました(GRUBフロッピーを使用したLinuxの起動方法の詳細は、第二回を参照ください)。いずれのディストリビューションを使用した場合も、GRUB(Linux用ブートローダ)の起動フロッピーディスクからのLinuxシステム起動とGRUBの再インストールが成功することが確認できました。

Windows+Linuxデュアルブート環境アーカイブのディスク全体復元の結果
OpenSUSE 10.2  復元処理成功後、Windowsが正常に起動。GRUBの起動フロッピーディスクから
 のLinuxシステムの起動と、起動後の grub-install コマンドによるマスターブート
 レコードへのGRUBの再インストールが成功。
OpenSUSE 10.3  復元処理成功後、Windowsが正常に起動。GRUBの起動フロッピーディスクから
 のLinuxシステムの起動と、起動後の grub-install コマンドによるマスターブート
 レコードへのGRUBの再インストールが成功。
Ubuntu 7.10  復元処理成功後、Windowsが正常に起動。GRUBの起動フロッピーディスクから
 のLinuxシステムの起動と、起動後の grub-install コマンドによるマスターブート
 レコードへのGRUBの再インストールが成功。
Fedora Core8  復元処理成功後、Windowsが正常に起動。GRUBの起動フロッピーディスクから
 のLinuxシステムの起動と、起動後の grub-install コマンドによるマスターブート
 レコードへのGRUBの再インストールが成功。
Vine Linux 4.2  復元処理成功後、Windowsが正常に起動。GRUBの起動フロッピーディスクから
 のLinuxシステムの起動と、起動後の grub-install コマンドによるマスターブート
 レコードへのGRUBの再インストールが成功。
Turbo Linux FUJI  復元処理成功後、Windowsが正常に起動。GRUBの起動フロッピーディスクから
 のLinuxシステムの起動と、起動後の grub-install コマンドによるマスターブート
 レコードへのGRUBの再インストールが成功。

 

Contents

[第1回]
Linuxシステムのバックアップと復元のコツ/その1 (2008.02.14)
[第2回]
Linuxシステムのバックアップと復元のコツ/その2 (2008.02.29)
[第3回]
Linuxシステムのバックアップと復元のコツ/最終回 (2008.03.14)

Contents END