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実験室X
PowerX Standby Diskを使用したWindows+Linux デュアルブート
システムのバックアップ中級

今回は、PowerX StandbyDisk 4を使用してのWindows+Linuxのデュアルブートシステムのバックアップ手順と、バックアップ完了後のスタンバイ ディスクからのシステム起動に関する小技をご紹介します。

 

1.今回使用する環境のシステム概要

パーティションは以下のように構成しました。

Windows Vista Ultimate 32bit版のシステムパーティションをハードディスクの先頭から40GB、続けてCentOSのシステム(マウントポイント"/"、ファイルシステムはExt3でフォーマット)パーティションを15GB、その後ろにCentOS用のSwapパーティションを作成しました。ディスク1はスタンバイディスクです。また、CentOS5.1は以下のオプションでインストールを完了しています。

 セットアップ時に"Desktop - Gnome"のパッケージセットを使用してセットアップを完了
  SELinuxの設定を有効化(Enforcingモード)
  GRUB(ブートローダ)はMBR(/dev/sda)にインストール
  CentOS自身はシステムパーティションが存在するディスクを"/dev/sda"として認識

 

 

 

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2.Standby Disk を使用してのバックアップ

それでは、Standby Disk上でのWindows+Linux デュアルブート環境のバックアップ手順についてご説明します。

  1. スタンバイディスクの構成ウィザードを起動すると、ディスク0としてWindows+Linuxのデュアルブート環境、ディスク1としてスタンバイ領域用のハードディスクが表示されます。
    この画面で、[構成]ボタンをクリックします。
  2. スタンバイディスクの設定画面上で、下記の内容でスタンバイディスクの構成を準備します。設定完了後に[OK]ボタンをクリックします。
     アクティブディスク: ディスク0
     スタンバイディスク: ディスク1
     詳細: すべてのボリュームのチェックをON

  3. ディスク1がスタンバイディスクとして構成されます。この画面で[OK]をクリックします。
  4. スタンバイディスク上でのボリュームの作成とフォーマットが完了した後、以下のダイアログが表示されます。[はい]をクリックします。
  5. Windowsのシステムボリュームより順次にスタンバイディスクへのバックアップが実行されます。Linuxシステムボリューム(Ext3ファイルシステム)とLinuxSwapボリュームは、StandbyDiskでは不明なファイルシステムとして認識されるため、LinuxシステムボリュームとSwapボリュームすべてのセクタの内容が、スタンバイディスクにコピーされます。また、バックアップ処理の実行により、マスターブートレコード上にインストールしたGRUBも併せてスタンバイディスク上にコピーされます。

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3.バックアップ完了後の起動確認

バックアップ処理の完了後に、アクティブディスクを取り外します。スタンバイディスクのみが接続された状態で、スタンバイディスクよりシステムの起動を試みると、マスターブートレコードにコピーされたGRUBが起動し、スタンバイディスク上のWindowsとLinuxシステムボリュームが起動可能な状態となっていることを確認できます。

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4.GRUBを使用したスタンバイディスク上のWindowsの起動

アクティブディスクとスタンバイディスク双方が接続されている環境下では、アクティブディスク上のGRUBの設定ファイルを変更することで、アクティブディスク上のGRUBを経由してスタンバイディスク上のWindowsを起動することができます。スタンバイディスク上のボリュームからのOSの起動は、コンピュータ上のBIOSの設定変更を行うことでも可能ですが、スタンバイディスクとアクティブディスクの切替回数が多い場合には、アクティブディスク側のGRUBを変更した方法がおすすめです。

  1. GRUBの"menu.lst"の編集.
    アクティブディスク上のLinuxを起動し、"/boot/grub/menu.lst"をviまたは任意のエディタで開きます。
  2. 以下のエントリを"/boot/grub/menu.lst"に追加します。
     title Windows on Standby Disk
     rootnoverify (hd1,0)
     chainloader +1

    *//GRUB ブートメニュー上のラベル
    *//スタンバイディスク上のWindowsシステムボリュームの位置を指定
    *//スタンバイディスク上のWindowsシステムボリューム上のブートローダをコール

    ・編集後の"/boot/grub/menu.lst"の例(黄色が追加分)
     default=0
     timeout=5
     splashimage=(hd0,1)/boot/grub/splash.xpm.gz
     hiddenmenu
       
     title CentOS (2.6.18-53.el5)
          root (hd0,1)
          kernel /boot/vmlinuz-2.6.18-53.el5 ro root=LABEL=/ rhgb
          initrd /boot/initrd-2.6.18-53.el5.img
     
     title Windows
          rootnoverify (hd0,0)
          chainloader +1

     
     title Windows on StandbyDisk
          rootnoverify (hd1,0)
          chainloader +1

  3. "/boot/grub/menu.lst"の編集完了後にシステムを再起動します。次回起動時のGRUBブートメニューに、"Windows on StandbyDisk"が表示され、メニューよりスタンバイディスク上のWindowsが起動することを確認します。