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バックアップソフトの使い分け方−[前編] 初級

前編:概論

ディスクコピー(スタンバイディスクの作成)

バックアップ対象のデータが多くなると、一つ一つバックアップの設定を行うのがだんだん面倒になります。また、Windowsのシステム設定などを保存しても、システムが破損してしまった場合は「システムを再構成」→「各種データの復元」という手順となり、手間も時間もかかってしまいます。

こういったケースに対する対策としては、現在のパソコンのシステム構成をそのまま別のハードディスクにコピーして保存しておく、という方法があります。万が一、現在使用しているシステムが破損してしまってもバックアップしたハードディスクに交換するだけで、バックアップ時点のシステムから瞬時に起動しデータもそのまま利用することができます。この方法の場合、ファイル・フォルダー単位のバックアップよりも処理時間は長くなりますが、システム破損時の復旧に必要な時間は物理的にハードディスクを交換する時間のみとなります。

しかし、残念ながらシステムのバックアップは、ディスクの内容を単純にコピーするだけでは作成できません。なぜなら、手動の単純なコピーではシステムが起動するために必要なファイルを、最適な状態ですべてコピーすることができないからです。このような、障害発生時にすぐに利用できるバックアップディスクを作成するには、PowerX StandbyDisk が最適です。

StandbyDisk は指定したハードディスクのバックアップ(スタンバイディスク)をただ作成するだけではなく、バックアップ処理をスケジュールで実行したり、特に重要ではないデータがあればそれらをバックアップ対象から除外して処理時間を短縮したりすることができます。そして、障害発生時は、作成したスタンバイディスクに交換するだけで、バックアップ時の状態でシステムを起動することができます。

また、スタンバイディスクのように継続的な障害対策ではなく、単純に現時点のハードディスクのコピーを作成することも可能です。ハードディスクのコピーは、PowerX Partition Manager とPowerX Hard Disk Manager でも作成できます。

↑ 画面4:
StandbyDiskでの、スタンバイディスク構成画面。

↑ 画面5:
Hard Disk Managerでのハードディスクコピーウィザード画面。

 

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パーティション・ハードディスクのバックアップ(イメージング)

現在稼働中のシステムを別ディスクにコピーしてバックアップする方法は、障害発生時の対策としては非常に有効なものですが、常にハードディスクを一つ以上消費する上、バックアップに時間がかかるという欠点があります。ノートパソコンなどの場合は、ハードウェア的に内蔵ハードディスクを追加することは難しく、外付けハードディスクにディスクコピーを行ってもそのディスクを持ち歩くというのはあまり現実的ではありません。

そこで、もう一つのバックアップ方法としてイメージングバックアップという方法が挙げられます。この方法は、指定したハードディスクやパーティションに含まれるすべてのデータを、丸ごと一つのファイル(イメージファイル)として保存するものです。

この方法で作成されるイメージファイルは、元のパーティションやハードディスクの容量より小さいサイズにすることができ、CD/DVDなどの光学メディアやUSBメモリやSDカードなどのフラッシュメディア、またはネットワーク上の共有フォルダーやNAS、FTPサーバーに保存することができ、新たにハードディスクを用意しなくてもバックアップを行うことが可能です。

イメージングバックアップは下記のPowerX製品を使用して行うことができます。
・PowerX ActiveImage Protector Pro
・PowerX Hard Disk Manager
・PowerX Partition Manager

これらの製品にはイメージングバックアップを行うだけではなく、万が一システムが起動できない状態となっても、製品メディアから起動し専用のリカバリー環境から復元操作を行うことが可能です。

また、Hard Disk Managerでは以下の2種類のバックアップを行なうことができます。

  • フルバックアップ
    通常のバックアップです。対象内のデータを全てバックアップします。作成されるイメージファイルは一つですが、ファイルサイズはデータのサイズに比例します。つまりバックアップの回数を重ねるごとにイメージファイルがどんどん大きくなり、バックアップにかかる時間も増加します。イメージファイルを複数保存しておく場合はそのための容量をたくさん用意しておく必要があります。
     
  • 差分バックアップ
    初回はフルバックアップを行ないます。2回目以降は現時点の対象の状態と初回のフルバックアップイメージファイルとを比較し、変更部分のみのイメージファイルを作成します。そのためバックアップは短時間で済む場合が多いです。復元の際には初回のフルバックアップイメージファイルと最新の差分バックアップイメージファイルの二つが必要になります。イメージファイルを複数保存しておく場合はフルバックアップよりも少ない容量で済みます。

さらにスケジュール機能もついているので、バックアップ処理をスケジューリングしておけば、障害発生時もオリジナルにより近い状態のシステムを復元することができます。

大切なデータを守るためにはバックアップが必要です。
バックアップの重要性はわかっていても、面倒だと感じている方や最適なバックアップ方法がわからず、つい敬遠してしまっている方も多いのではないでしょうか。今回紹介した各バックアップソフトを使えば比較的簡単にバックアップを行なうことができます。データの量や使用頻度などに合わせてうまく使い分けてみてください。

※本記事は過去に掲載されたこちらの記事の内容に更新・追記を行ったものです。
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Contents

[前編]
概論(2011.04.28)
[後編]
実践編 -PowerX Backup Platinum 3 (2011.05.12)

Contents END