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デフラグとコピーのおいしい関係 初級

前回の「デフラグとバックアップのおいしい関係」は見て頂いたでしょうか。記事に ある通り、ディスクの断片化が発生するとハードディスクのバックアップの処理速度に大きく影響が出てしまいます。前回の記事ではPowerX Partition Manager 11 Proを使用しましたが、他のハードディスクの読み書きに関係するソフトウェアを使用した場合にも同様に影響があると考えられます。

例えば弊社のPowerX製品ですと、以下の製品はディスクの断片化が発生している状態で使用すると処理速度に影響が出ると思われます。

  • PowerX StandbyDisk 5
  • PowerX Backup Platinum 3

前回使用したPowerX Partition Manager 11 Proはアーカイブ型(データを一つに まとめて格納する形式)のバックアップが行えるソフトウェアでしたが、この2製品は コピー型(データを別の場所へコピーする形式)の製品になっています。シンプルなコピー処理についてのソフトウェアですから、ディスクの断片化の発生による影響が 顕著に表れるのではないかと思い今回調査してみました。

今回確認した環境は以下の通りです。処理時間についてはご使用の環境によって誤差が 出る可能性がありますので参考程度にお願いします。

  • OS : Windows 7Enterprise x86
  • CPU : AMD Athlon(tm) 64 x2 Dual Core Processor 4600+ 2.43 GHz
  • メモリ : 1.00GB
  • ハードディスクの構成
     Disk1 SATA 30GB
      - Part1:PriNTFS 100MB システム予約領域
      - Part2:PriNTFS 29GB システム
     Disk2 SATA 40GB
      - Part1:PriNTFS 40GB

最初にPowerX StandbyDisk 5を使って確認してみましょう。
PowerX StandbyDisk 5はハードディスク全体を別のディスクに丸ごとコピーするソフト ウェアです。システムディスクのコピーを常にスタンバイディスクとして用意しておく ことで、システムディスクに障害が起きたときに簡単に切り替えて復旧することができます。詳しくはPowerX StandbyDisk 5の製品ページを参照してください。

PowerX StandbyDisk 5の機能であるスタンバイディスクの作成と、ハードディスクコピーの2つで処理時間を比較しました。

 
断片化している状態
断片化を解消した状態
スタンバイディスクの作成
44分13秒
35分10秒
ハードディスクコピー
40分04秒
34分13秒

スタンバイ構成については10分近く、ハードディスクコピーについては6分近く処理時間を短縮できています。実際に計測してみると、断片化を解消した状態の方が処理時間が速くなっていることが確認できました。

 

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次にPowerX Backup Platinum 3を使って確認してみました。
PowerX Backup Platinum 3は特定のフォルダーやファイルを選択して任意の場所にファイル単位でバックアップ(コピー)を行います。詳しくはPowerX Backup Platinum 3の製品ページを参照してください。

PowerX Backup Platinum 3の機能であるフォルダーのバックアップとフォルダーの同期の2つで処理時間を比較しました。確認に使用したフォルダーはProgram Filesで、システムインストールされているハードディスクとは別のハードディスクにあるNTFSパーティションを保存先としています。

 
断片化している状態
断片化を解消した状態
バックアップ
4分58秒
4分08秒
同期
4分31秒
3分27秒

こちらの結果も1分近く処理時間を短縮できています。やはり断片化を解消した状態の方が処理時間が速くなることを確認できました。

これらの2製品の結果からわかるように断片化を解消させることでハードディスクの読み書きに関わるようなソフトウェアの処理時間が速くなります。もちろんPowerX製品に限らずハードディスクの読み書きに関わる処理を行う場合なら同様の結果が得られることでしょう。

例えば身近な例をあげますと、Windowsのアプリケーションの起動時間や、ファイルのコピーの時間等があります。
パソコンの性能を測る1つの指標としてベンチマークソフトが使われますがもちろんベンチマークソフトでも結果が改善されます。

例えばハードディスクの読み書きを主体とした以下のベンチマークソフトを使って断片化の発生による影響がどの程度あるかを調べてみました。

CrystalDiskMarkについては以下のような結果になりました。
・断片化している状態

・断片化を解消した状態

断片化を解消した状態の方が読み書き性能が上がっています。特にシーケンシャルリードでは、138.3MB/sだったのが最適化後は221.8MB/s1.6倍になっています。同じパソコンを使っているとは思えないほど顕著に結果に表れていました。

 

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次にHDBENCH についての結果です。
・断片化している状態

・断片化を解消した状態

一番下のアイコンがハードディスクの性能についてのベンチマーク結果となりますが、読み書き性能が格段に上がっていることがお分かりになるかと思います。

ベンチマークソフトの結果がパソコンの快適さとイコールではありませんが、1つの基準値として参考にすることができます。断片化を解消することにより断片化が発生している時に比べてベンチマークソフトの結果が格段に良くなっていることから、パソコンがより快適になったと言えるのではないでしょうか。

長い間使い続けているパソコンが最近遅くなったと感じていましたら、断片化が大きな原因になっているのかもしれません。試しにデフラグをしてみてはいかがでしょうか。最近遅くなったと感じていたパソコンも以前のように快適に戻るかもしれません。