PDFはパーティシアを悪用した詐欺か?悪徳マルチとの噂を徹底解説
あずまです!
今回調査するパーティシアのPDFは悪徳マルチで、一時期話題となったAZEROのCDPが取り扱う仮想通貨と団体名を変えただけの可能性が高く非常に危険です。
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PDFは詐欺か?【結論】
PDFは、以下の理由から詐欺の可能性が高いのでご注意ください。
- PDFは、Partisiaのトークンを利用した悪徳マルチの疑いが強い
- 高リターンや広告費の流用、長いロック期間など、ポンジスキームに類似する特徴がある
- PartisiaとPDFは無関係で、公式から認可されていない
PDFに登録すると、会員勧誘やステーキングなどで報酬を得られる可能性があるとされますが、悪徳マルチの特徴が多いため、実際に利益を得られる保証はなく、資金を失うリスクが高いと考えられます。
怪しい投資に参加しなくとも、きちんと利益を出せる投資は存在します。
投資についてよくわかっていなくても、私がゼロから丁寧に教えるので、気軽にご連絡ください(^_^)
パーティシアとは?
パーティシア(Partisia)は、データを暗号化したまま計算を行い情報を公開する「ゼロ知識計算MPC」の技術をブロックチェーンに統合することに成功した先駆的なプロジェクトです。
この技術により、データの機密性を保ちながら計算処理が可能となります。
パーティシア(Partisia)ブロックチェーンは、Layer1とLayer2の両方に対応し、7つの革新的な主要機能を提供しています。
これらのメインネットソリューションは「Zeus」と総称され、各機能にはギリシャ神話の神々の名前が付けられています。
- Poseidon — 高速証明可能コンセンサス(Provable Fast Track Consensus)
- Iris — 完全なシャーディング(Complete Sharding)
- Hermes — 担保付きトークンブリッジ(Collateralized Token Bridging)
- Athena — ゼロ知識レイヤー(Zero-Knowledge Layer)
- Demeter — ゼロ知識MPC(Zero-Knowledge MPC)
- Apollo — 統一されたパブリック&プライベートスマートコントラクト(Unified Public and Private Smart Contracts)
- Mithra — 信頼の市場(Market for Trust)
パーティシア(Partisia)の目標は、シャーディング技術とMPCを活用し、ブロックチェーンの「トリレンマ問題」を解決することです。
このトリレンマとは、プライバシー、インターオペラビリティ、スケーラビリティの3つの要素のうち2つを選ぶと、残る1つが犠牲になるという課題を指します。
具体的には、プライバシーはユーザーが自身の情報やデータを制御できることを意味し、インターオペラビリティは他のブロックチェーンとの相互運用性を示し、スケーラビリティはシステムの拡張性を意味します。
パーティシア(Partisia)はこれらの課題に取り組むことで、ブロックチェーン技術の新しい可能性を開拓し、高いプライバシー、優れたスケーラビリティ、そして高度な相互運用性を実現することを目指しています。
色々と小難しいことはあるのですが、非常に注目のプロジェクトとなっており、既に各取引所でも上場しています。
このプロジェクトを無断で利用してお金を巻き上げている詐欺まがいの団体がPDFになります。
パーティシアを利用しているPDFとは?
PDFとは、今若者を中心に「パーティシア(Partisia)のコインをステーキングすれば最低60倍になる」と謳い集客を行っている団体です。
- 半減期の恩恵でステーキングすれば1年後に最低でも60倍になる
- 専用のコンピューターを持っている事業所があり、そこで購入代行をしている
- 購入額は1.6万円で60%をステーキングに、残りの40%を広告費として事業団体全体で割り振る
- 利益を出金する際に10%を事業団体が貰い受ける
- 税金対策としてラオスのJDB銀行の口座に出金される
以下がPDFの報酬形態となっています。
ダイレクトボーナス | 直接紹介でパッケージ購入した購入額の5%がダイレクトボーナスとして発生。 |
バイナリーボーナス | 左右いずれかの系統のうち、少ないチームのポイント×メンバーランクによって定められた料率の報酬が支給される。 |
バイナリー差額ボーナス | メンバーランクによって、ダウンラインから獲得できるパーセンテージが変わる。自身の参加金額が多いほど高い料率となる。 |
タイトルボーナス | 自身を起点とするバイナリーツリーの少ない方のチームの累計売上達成金額に応じて、支払われるボーナス |
バリデートコンプレッション | 紹介したメンバーが獲得したバリデーター報酬に対して、それぞれの料率が支給されるボーナス |
EXITBONUS | 新規登録者の募集終了後、参加者は出金手数料を10%運営側に払う。そのうち各条件を達成したものに1%ずつ分配される。ダイヤモンドランク&チェアパーソンになった場合は出金手数料の2%を得ることができる。 |
上記を見てお気づきの方もいると思いますが、PDFはネットワークビジネスです。
パーティシア(Partisia)のコインをステーキングして稼ぐより、会員を増やす(ダウンを作る)方が報酬が高くなります。
では、ここからはパーティシア(Partisia)を利用したPDFが悪徳マルチの可能性について解説していきます。
高すぎる広告費問題
PDFでは「投資家プラン」と「ビジネスプラン」の2つが準備されています。
投資家プラン | ビジネスプラン | |
---|---|---|
広告報酬 | 受け取り不可 | 受け取り可 |
トークン購入 | 80% | 60% |
広告報酬原資 | 20% | 40% |
PDFはビジネスプランをオススメしているようですが、どちらのプランに参加しても全てがパーティシア(Partisia)のトークン(MPC)購入に使われるわけではありません。
ここで要注目なのが「広告報酬原資」という項目。
通常、広告報酬(配当)というのは資産を運用して出た利益から支払われます。
しかし、PDFでは出資金の40%が配当で支払われる広告報酬の原資に回されています。
広告報酬の利率が明らかになっていないのでなんとも言えませんが、これって運用しなくても人が集まれば報酬を支払うことが可能ですよね。
そう。ポンジ・スキーム詐欺の形態と全く一緒。
ポンジスキームとは、投資家から高利回りを謳って集めた資金を実際には運用せず、一部を配当金として支払い、信じ込ませたところで資金を持ち逃げする詐欺手法です。
これがPDFが悪徳マルチではないのかと疑われる1点目の理由です。
長すぎるロック期間
2点目の理由も解説します。
仮想通貨のステーキングを行う際、ロック期間というものが設けられています。
期間の長さはプロジェクトによるのですが、PDFでパーティシア(Partisia)のMPCを購入した際のロック期間は1年です。
MPCのステーキングに関しては、ロック期間は14日間です。
正規の取引所を介したロック期間より圧倒的に長いですね。
何故こんなにも長期間ロックしなければいけないのでしょうか?
尚期間中の解約には10%の解約手数料を支払う必要があります。
公式サイトは無関係
さらにPDFの問題点は続きます。
パーティシア(Partisia)の公式サイトを確認すると管理者の氏名と住所は以下の通りとなっていました。
Partisia Blockchain Foundation
partisiablockchain
c/o Sielva Management SA
Gubelstrasse 11
6300 ツーク
パートナーとして取り上げられているのは「AUSVIC」「CV LABS」「Cyber Peace Institute」「EMURGO」「Frax」となっています。
公式サイト・ホワイトペーパーの全てに目を通りましたが、日本のPDFという団体とパートナー契約を結んでいるとの情報は見当たりません。
これが何を表しているかというと、PDFとパーティシア(Partisia)は無関係ということ。
PDFは勝手にパーティシア(Partisia)を利用したステーキングを提供していることになります。
以上がPDFが怪しいと言える理由になります。
PDFはAZEROのCDPが名前を変えただけ
この項目ではPDFという悪質マルチ団体の真相を解説します。
まずはAZEROやCDPについて説明します。
CDPとは、「クリプトディフュージョンプロジェクト」の略称で、アゼロ(AZEROまたはAlephZero)の仮想通貨をステーキングして利益を得ることが可能な投資のことです。
ステーキングは、保有している暗号資産をブロックチェーンネットワークに預けることで報酬を得る仕組みです。
しかし、CDPはネットワークビジネスやMLMの要素を含んでおり、違法な勧誘が行われている可能性があり、ポンジスキームであるという疑惑もあります。
CDPに関するセミナーの様子がYouTubeにアップされていましたので、ぜひご覧ください。
CDP(クリプトディフュージョンプロジェクト)のアゼロ(azero)プランとそのリスクについて
CDPに参加するためには、プランに参加する必要があります。
安いプランでは約73,830円(500ドル)、高いプランでは約73,830,000円(500,000ドル)かかります。
この参加費用を支払い、アゼロコインを購入すると、40%は広告費用に、残り60%はステーキングに充てられます。
また、CDPに参加すると仮想通貨が1年間ロックアップされます。
つまり、1年間はその仮想通貨を売買することができません。
この1年間のロックアップ期間の背景や理由についてCDPからの詳しい説明はありません。
CDPには悪徳マルチのアウラ関係者がいる
CDPに関連して元々MLMグループであったアウラというグループの関係者がいます。
アウラはMLMとして活動していたアウラインターナショナルのことで、当初は化粧品販売のMLMでしたが、現在は別の会社に事業を移管し、通販事業に移行しています。
詐欺や営業停止の声もあり、多くの人がアウラから離れており、その継続性が不透明な状況です。
そして、離れた人々が大量にCDPへ移行しているのです。
そのCDPの評判は最悪で「詐欺」「ポンジ」などと言われています。
お金がなかったり少額の投資だった場合は、消費者金融で借金させてまでお金を巻き上げているという情報もあります。
セミナー等への潜入動画なんかも沢山ありますので、興味があれば一度見てみるとCDPが如何に危険だったかわかると思います。
さて、問題なのは、このCDPがPDFに、AZEROがパーティシア(Partisia)に変わっただけという点です。
PDFになっても中身は一緒
CDPのAZEROがPDFのパーティシア(Partisia)に4月頃を境に変わりました。
CDPのプラン代やロック期間などを見てもらえればわかるのですが、PDFで説明したものと全く一緒ですね。
中身が変わっていないということは、やっていることはもちろん、その結果も一緒です。
私が把握している限り、CDPの活動が行われ始めたのは2023年3月頃。
CDPがPDFに変わったのが2024年4月頃。
約1年。ロック期間と一緒ですね・・・
何もないと考える方が難しいと思いませんか?
いくら調べてもCDPが勧誘していたAZEROをステーキングした人で、何十倍もの資産を得ることができたという人物は見つかりません。
そもそもの話ですが、仮想通貨のステーキングは誰かに頼むのではなく、自分で取引所を開設したら取り組めるサービスです。
そのサービスを語り赤の他人からお金を集めている時点でお察しですね。
悪徳マルチにお金を払ったところで稼げるようにはなりませんよ。
PDFは詐欺か?【まとめ】
Partisia(パーティシア)は、データの機密性を保持しつつ計算を行うゼロ知識計算(MPC)をブロックチェーンに統合した革新的なプロジェクトです。
複数の機能を備え、ブロックチェーンの「トリレンマ問題」の解決を目指しています。
一方で、Partisiaのトークン(MPC)をステーキングして高リターンを謳う「PDF」という団体が存在し、その実態は報酬構造や広告費の問題などから悪徳マルチの疑いが強いとされています。
パーティシア自体に問題があるわけではありません。
ですが、パーティシアをオススメしているPDFを私からおすすめすることはできません。
パーティシアのPDFに興味があったかもしれませんが、決して惑わされないでください。